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機関投資家セールスの復活
2011-06-01
外資系資産運用会社で年金・機関投資家向け営業(シニア)の採用ニーズが2011年上半期を通して、各社から寄せられました。日本株低迷により企業年金、機関投資家が従来のアロケーションを大幅な見直す動きもあり、今後も、運用会社は厳しい環境に対応できる即戦力人材を引き続き厳選して採用しようとしています。
サブプライム前の転職マーケットを比較して、今の特徴として特筆すべきことは、2009年、2010年以降に中途入社したばかりの方でもここ1・2年でマンデートが獲得できなかった場合には、リプレイスも辞さないという厳しさがあるところです。2008年以降、マンディデートをどれだけ獲得できたかシビアに選考をされているようです。日系運用会社から外資系運用会社に転身する際に、英語力もさることながら、RFP作成などのドキュメンテーション能力がネックになることがあります。日系運用会社であれば、サポート部隊が充実していたのに、外資系運用会社に転じると、自分で何もかもやらざるを得なくなることがあります。ここを過少評価すると少し危険です。
外資系運用会社が長い方はシニアな方でも器用に様々な業務をこなせる方が多いです。