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プライベートバンキングの現在の採用ニーズ
2011-06-15
最近、外資系金融機関のプライベートバンキングの採用ニーズが非常に高いです。
対象となる富裕層の金融資産は1)1000万~2000万 2)2億~5億 3)10億~50億などの大まかにいうと3階層で、プレイヤー同士で棲み分けがされています。
それぞれのセグメントで、証券プレイヤーと銀行プレイヤーの壮絶な人材獲得競争になりつつあります。1、2については銀行・証券のリテール経験者が多く、3になると、ホールセール経験からの転身が増えてくるようです。金融法人、事業法人、ミドルマーケットに対して仕組み商品のセールスのプロフェショナルがプライベートバンカーとして採用されるケースも増えてきているのが特徴だと思います。
2011年に入ってからはやはり採用ニーズはプロダクト担当(仕組み預金、株式、債券、ファンドなどの金融商品に対して深い知識があるプロ)よりRMに集中しています。
成長性の大きいプライベート・バンクビジネスですが、2007年以降の金商法関係でリスク商品を富裕層に販売するプロセスが複雑になっています。
1、2のプレイヤーに関しては「営業力」と「コンプラの遵法意識」とあわせて、「事務処理のスピードと堅確さ」が選考する上で決め手になることがあります。